映画は字幕と吹替のどちらで観られますか?
皆さんは海外映画を字幕と吹替のどちらでご覧になられますか?
私は日本語吹替に字幕表示でほとんど観るようにしています。
昔は出演している俳優の声が聴きながら字幕で観ることが映画ファンなら当然と思っていました。
ですが雑誌である映画監督が「字幕より吹替えの方が作品を楽しめる」という記事を読んだことがありました。
字幕だと一度に表示できる字数に制限があるため、忠実にセリフを翻訳されないが吹替えの場合は制限がないのと映像に集中できるので内容をより理解できるとのこと。
調べてみると基本的に字幕は一度に表示できる字数が最大20字までらしく、直訳すると画面が文字で埋め尽くされてしまう場合は簡略化した表現にするそうです。
それ以来、私は吹替えで観るようになりました。
たしかに字数制限のある字幕よりも吹替は台詞の情報量が増える分、その人物の性格や感情などが伝わりやすいと感じた時があったからです。
特にアル・パチーノが主演の作品は吹替えでご覧になることをオススメします(笑)
稀に映画によっては声優として芸能人を起用している作品は字幕で観ることもありますが…
SF映画「プロメテウス」で主役である女性考古学者の声優に剛力彩芽を起用していて、その棒読みっぷりには本当にガッカリさせられました(笑)
試しに日本語字幕を表示させながら音声は吹替で映画を観てみてください。
同じシーンでも全然違った印象を受けられると思いますので是非お試しください。
映画「ディセント (The Descent)」
2005年公開のイギリス映画「ディセント(原題 The Descent)」をご紹介します。
地下洞窟を舞台にした低予算のホラー作品ですが最近やたらと多いモキュメンタリー作品、いわゆるハンディカメラで撮影する手法の疑似ドキュメンタリーではありません。
私は低予算のモキュメンタリー作品は苦手というか面白かったという作品に出会ったことがないので…(笑)
ストーリー
事故で夫と娘を亡くして傷心するサラを励ます為に友人らは6人で洞窟探検に向うが、そこはガイドブックにも載っていない前人未到の場所だった。
そして彼女たちは深い暗闇の洞窟で壮絶な経験をすることとなる…
私はこの「ディセント」を映画好きの友人に薦められるまま観たので、ジャンルやストーリーなどこの作品についての情報を一切知らずに観ましたがなかなか面白かったです。
序盤から女友達が集まって洞窟探検に行くことがなぜ励ますことになるのか…私は意味が解りませんでしたがそこはあまり気にしないでおきましょう(笑)
いざ目的の洞窟に到着して潜って探索している途中で崩落、出口への通路が塞がってしまうという予想していた通りの展開。
この時点で出口を探し求めて探索する中で事故が起こり一人ずつ死んでしまいながらも、最後にはなんとか無事に脱出して終わるストーリーなのだろうと思っていました
…
そう思っていた矢先、いきなり正体不明の生物が現れて予想外の展開!?
彼女らは前人未到の洞窟探検をしているはずがいつの間にか奴らの住処に足を踏み入れてしまっていたというワケです。
逃げ惑う中で気づいたのが奴らは暗闇で生活をしているせいで目は退化していてほぼ見えないということ、そのかわりに聴覚と嗅覚が発達しており集団で生活をしているということ。
果たして無事に脱出できるのだろうかという内容のホラーで、私は予備知識なく観たからなのか予想外に楽しめた作品でした。
さらに続きが気になるという方は続編「ディセント2 (The Descent 2)」も是非ご覧ください。
個人的評価 80点
映画「プリズン・サバイブ (原題 FELON)」
あの名作「ヒート」のようなアツい男同士の物語が好きな方には是非お勧めしたい映画「プリズン・サバイブ(原題 FELON)」。
日本でも人気のあった海外ドラマ「プリズン・ブレイク」に便乗するかのようなB級感を漂わせる邦題で観なかった方もいたのではないでしょうか。
もしくは日本では認知度の低いキャスティングに作品の存在すら知らない方も多いかも知れませんね。
ストーリー
仕事も軌道に乗り出し妻子と幸せな暮らしを送るウェイド・ポーター。
ある夜、物音で目を覚ましたウェイドは泥棒を追い払うつもりが誤って泥棒を殺してしまう。
この行為が正当防衛と認められず裁判の判決は過剰防衛により懲役3年の刑を言い渡される。
収監先の刑務所に向かうウェイドを乗せる移送車で他の囚人による事件が起こる。
事情聴取で報復を恐れるウェイドは何も知らないというがそのせいで副看守長ジャクソンに目をつけられ、警備が最も厳重な刑務所(通称SHU)に収監されてしまうこととなる。
そこは凶悪犯ばかりが収監される看守らの汚職と暴力で支配する最悪の刑務所だった。
最悪の環境に絶望するウェイドの房に17人を殺した大量殺人犯のジョン・スミスが移送されてくる。
そしてウェイドは刑務所暮らしの長いジョンに刑務所での生き抜く術を教わる…
刑務所が舞台となっている作品なので登場する人物はどいつもこいつも悪そうな強面の男ばかり、その中でもギャングの幹部サムソンの目力による威圧感は半端ない迫力です
刑務所はこんな奴らばかり(笑)
人種差別が根深く残るアメリカだけに社会と隔離された刑務所で白人は格好の的だそうで、派閥より人種による仲間意識が強い刑務所内で白人が対抗手段として組織した刑務所ギャングが存在するそうです。
そして映画にも登場するアーリアン・ブラザーフッド(通称AB)という組織が本当に実在することに驚きました。
刑務所でありながら殺人や暴力が日常茶飯事なのを目の当たりにしたウェイドの「どうして俺が!?」という思いには同情してしまいます。
そんなウェイドと同じ房にジョン・スミスという男が移送されてくるが、これまた17人も殺害した罪で終身刑という凶悪犯。
大量殺人犯のジョンは刑務所内の囚人からも一目を置かれる存在で知り合いも多い。
そんなジョンに怯えていたウェイドだったが同じ房で過ごす中で次第に彼の人間性や優しさを知り、やがて刑務所内で唯一の友人で心強い味方となってくれます。
最後がまたカッコイイのですがネタバレになるので伏せておきます。
男のアツい友情を描いた是非ともオススメの作品です!
個人評価 90点
ウェイドを演じる俳優スティーヴン・ドーフといえばアメコミ映画「ブレイド」で敵のボス役として見たぐらいしか記憶にないのですが、体の造り込みや感情表現など見事な演技で素晴らしかったです。
「ブレイド」で敵ヴァンパイアのボスを演じるスティーヴン・ドーフ
そして素晴らしい演技と存在感だったのがヴァル・キルマー演じるジョン・スミス。
私はエンドロールのキャストを見るまでヴァル・キルマーだと気付かなかったほど、変わってしまった容姿は俳優としてのプロ意識による役作りなのかは謎ですが(笑)
「ヒート」でロバート・デ・ニーロの仲間を演じていたヴァル・キルマー
映画「コラテラル」
アナタは人生に影響を与えられた映画作品と出会ったことはありますか?
私にとっては今回ご紹介する「コラテラル」が正にそうでした。
ストーリー
しがないタクシードライバーとしての仕事を12年も続けるマックスは、いつか独立してリムジン会社の設立を夢見ながらも平凡な日々を過ごしていた。
ある日の夜、急いでいる様子の女性がタクシーに乗ると目的地までの道を指示されるも、長年の経験から別の道を走る方が早いと忠告するとどちらの道の方が早く到着するか賭けをしようといわれる。
結果はマックスの言うとおり予定より早く目的地に到着、女性は電話番号を書いたメモをマックスに渡すとタクシーから降り去った。
するとスグにビジネスマン風の男が乗せてくれとタクシーに乗り込み、今日中に不動産の仕事で5カ所を回りきらなければならないという。
目的地までの所要時間の正確さに感心した男は今日中にすべての目的地へ案内してくれたら余分に報酬を渡すといわれてマックスは承諾する。
だが、マックスが乗せるその男ヴィンセントは雇われたプロの殺し屋だった。
今作はあの名作「HEAT」のマイケル・マン監督による作品で、しがないタクシードライバーのマックスをジェイミー・フォックス、冷酷なプロの殺し屋ヴィンセントをトム・クルーズが演じています。
乗客の女性から電話番号を教えて貰えただけじゃなく次は長距離の乗客というなんてラッキーな日だと喜びも束の間、人を殺して回る手伝いをしていることに気づいた時には時すでに遅く…。
ヴィンセントの正体と目的を知ってしまったマックスに選択肢はなく、指示されるがまま目的地まで運転するしかなかった。
目的地まで向かう途中に交わす会話の中でヴィンセントが人を殺すことに対して、何の感情や躊躇することもない冷酷な人間性を理解できなかった。
私が心に響いたセリフは中盤のタクシー内で二人が交わす会話。
高級車を手に入れて最高のリムジンを提供する会社を設立するため、今の仕事は単なる腰掛けで金がまだまだ必要なんだと言い訳に12年も同じ仕事を続けてきたマックス。
そんなマックスにヴィンセントは12年でいくら貯まったと問いかけ、いつか夢は叶うと言い聞かせながらあれは夢だったと年老いた時に気づく。
夢が叶わないのは自分が何もしようとしなかったから、リムジンなんて頭金を用意して行動すれば良かったのさ…
ヴィンセントの言うとおり!!
この映画を観た当時の私はまさにマックスと同じことを自分に言い聞かせていました。
まだ今は早い…いつかいつかと。
そんな私の胸にヴィンセントの言葉は深く鋭く突き去り、35歳の時に私は会社を設立することを決意しました。
自分が思い立った時に行動できるかどうかであることを教えられた気がしました。
殺し屋を演じる銀髪のトム・クルーズがとにかくクールでカッコイイです。
強盗がタクシーのハンドルに拘束した動けないマックスから財布と鞄を奪って去ろうした時、戻ってきたヴィンセントと鉢合わせた強盗は銃で脅すもあっさり返り討ちにあってしまいます。
そして、まだ息のある倒れた強盗に見向きもしないまま躊躇なく発砲するシーンが特に印象的でした。
ラストの「HEAT」を彷彿とさせるセリフでようやくマイケル・マン監督の作品だったんだと気づきました(笑)
総合的に素晴らしい作品なのは勿論ですが音楽もこれまた素晴らしくカッコイイ!!
ちなみに冒頭の空港でいきなりジェイソン・ステイサムがこのシーンだけの特別出演していますので見逃しなく。
作品評価 85点
今年のゲームを振り返る...
今年も残すところあと僅かとなりFALLOUT 4が発売されるのを待つのみとなりました。
そこで今年に発売されて私が購入したソフトをそれぞれ振り返ってみようと思います。
ROCKBAND 4
旧世代機で使用していたギターコントローラーをそのまま使用できて、過去に購入したDLCを引き継げる(但し、すべての楽曲を引き継げるワケではない)
私が最後にプレイしたのはPS3ROCKBAND 2ですからかなり久しぶりのシリーズ最新作なのですが驚きました。
ゲームのシステムやグラフィックなど最新作なのにほとんど変わっていないということに(笑)
進化するどころかフレンドとオンラインプレイができなくなってしまいました。
収録されている楽曲もイマイチなものばかり。
噂ではアップデートによりオンラインモードが実装されると囁かれていますが、今のところ正式な発表やその気配もありません。
最新ハードでロックバンドシリーズがプレイできるようになっただけの最新作とはいえないソフトです。
STAR WARS BATTLE FRONT
映画スターウォーズの新作公開前という絶妙なタイミングで発売されたファンにすれば買わずにいらなかったソフト。
過去に公開されたエピソード6の世界観を映像と音楽で忠実に再現しており、自分がダースベイダーとなってライトセーバーを振り回して戦えるだけでテンションが上がります。
ゲームとしてはフレンドと分隊を組めないことや武器をカスタマイズできなかったりと、ヤリ込み要素が少ない印象なのでゲームとして飽きるのは早そうな印象です。
スターウォーズのファンじゃない人は楽しめないのではないでしょうか。
CALL OF DUTY BLACK OPS以来の久しぶりに購入した本シリーズ。
マルチ対戦はマップが狭いので同じ場所に留まっていてもスグに後ろをとられるが、1マッチが短くサクサクと気軽に楽しめる。
と比べて銃を撃って敵に当たった時の感覚がコントローラーの振動で伝わり気持ちよく、FPSが下手な私でもBATTLE FIELDほどプレイしていて絶望感はない。
本作の同じみゾンビモードもただ倒すだけでなく、ストーリーが用意されてあり謎解き的な要素など進化しています。
本編となるストーリーモードについてはまだクリアしていないので何とも言えませんが、フレンドとオンラインまたはオフラインで協力プレイできるのも良い。
METAL GEAR SOLID THE PHANTOM PAIN
今年、最も期待をしていたシリーズ最新作であり最後となる作品。
ゲームシステムがオープンワールドになったことにより潜入する方法の自由度はかなり広がり、待たされた甲斐のあった期待を裏切らない面白さでした。
第1章が終わるまでは...
ゲームシステムは素晴らしいものの後半にかけてのストーリーは盛り上がりに欠け、制作サイドの都合により未完のまま強引に完成品として発売したのは間違いないでしょう。
このシリーズをすべてプレイしてきただけにラスボスのいないエンディングなんてありえないだけに、本編をクリアしても達成感や満足感を感じるワケもなくホントにこれで終わりなのかという印象しか残りませんでした。
結果としてストーリーは残念な結果となっていますが、ゲームとして遊ぶには細かい所まで良く出来ており良く出来た作品であるのは間違いありません。
DYING LIGHT
Dead Islandを開発したテックランドの新規タイトル。
ゾンビが徘徊するオープンワールドの街を探索するという世界観もほぼ同じなのですが、本作はゾンビの群れから走って逃げる時のアクションとしてパルクールを採用しているのが特徴。
これによりアクション要素を高めてはいるものの一人称視点でプレイするには向いていないかなという個人的な印象。
高所を走り抜けたりしてるとたしかに緊張感はあるものの、飛び移ったりする際には足元が見えないので向こう岸に届かず落死することが多々あってイライラさせられます。また人によってはグラグラと揺れまくる画面に酔うという方もいるのではないでしょうか。
イースターエッグといわれる遊び心も所々にあったりして個人的にそこそこ楽しめましたが、追加コンテンツのBozak Hordeは買わなきゃよかったと後悔しました。
制限時間内に指定されたミッションをクリアしていく内容で、パルクールを駆使して走り回る内容でクリア報酬は弓矢というショボさで私にはストレスでしかありませんでした。
来年の追加コンテンツには期待しています。
THE WITCHER 3 WILD HUNT
シリーズ三作目らしいのですが私は本作が初プレイ。
広大なマップと会話の選択によって状況が変化する自由度の高さというのに惹かれ、SKYLIMのファンである私は迷わず購入してしまいました。
いざプレイしてみるとそれほど会話の選択でストーリーが変わるというほどではなく、サブクエストもそれほど多くなくてやや期待外れ。
SKYLIMのようにプレイヤーは魔道士やシーフになれるワケじゃなく、ウィッチャーといわれるゲラルドという剣士の物語をプレイするという内容のものでした。
女性の露出部分など一部規制はされているもののしっかりとローカライズされているのは評価、まぁまぁ楽しめましたが私にとってSKYLIMを超えるものとはなりませんでした。
プレイしていて不満に感じていた部分についての対応が早く、まめにアップデートで改善する開発陣の姿勢は素晴らしく是非バンジーは見習うべきです。
来年は日本版JUST CAUSE 3を発売日に購入するつもりで、それまではFALLOUT 4を堪能したいと思います
それでは来年も宜しくお願い致します。
映画「2001人の狂宴」
1964年のH・G・ルイス監督「2000人の狂人」という映画作品をリメイクした本作。
グロ描写にあえてCGじゃなくパペットを使用した演出にこだわった血しぶき飛び散りまくりというグロ映画...まずはストーリーからご紹介します。
大学の講義で悪戯するような学生のアンダーソン、ネルソン、コーリーの三人が春休みにバカンスを楽しもうとドライブしながらビーチへと向かっていた。
途中のガソリンスタンドで美女二人と男のグループと出会いつつ迂回路を通ったところ、プレザントバレーという村へと辿り着く。
一昔前の佇まいをしている不思議な村で「150年祭の特別ゲスト」として滞在を請われると、そこへ先ほどの美女らとツーリング途中のカップルも加わりホテルへと案内された。
明るい村人たちの大歓迎を受けるが、そこは南北戦争時代に北軍兵士によって絶滅させられた村だった...
観てみたら期待を裏切らない予想どおりのB級だったという残念な映画でした。
山村が舞台である故に惨殺方法がどれも地味で安っぽいがそんなに悪くはなかった。
目を覆いたくなるような凄惨なシーンがなく期待した私としてはガッカリで、アソコを噛み切ったり槍をお尻から突き刺したりとオバカっぽい部分を狂気として感じることができませんでした。
そんなイカれた村人たちの中で村長のクオリティは素晴らしく、そのせいで村長以外のキャラたちは霞んでしまい普通に見えました(笑)
色仕掛けで誘われ襲われるというアメリカ映画によくあるパターンばかりで緊張感などない。
全体のストーリーが薄っぺらくラストも有りがちで斬新さもなく、挙句に「なんだ、それ!?」というオチで残念だった感は否めません。
パペットによるグロ演出に違和感や安っぽさはなく、こだわっているというだけあってクオリティは高かったとは思いますが...
余談ですが「ホステル」は酷かったですからね(笑)
<個人的評点> 65点
映画「黒い太陽731」
黒い太陽七三一 1988年公開 香港映画
物語は太平洋戦争時の中国満州を舞台に日本帝国陸軍731部隊が、捕虜に対して行われる非人道的な行為を配属されてきた日本人少年兵達の目を通して描かれています。
マルタと呼ぶ捕虜をモルモットのように残酷な人体実験や生体解剖をする日本人(中国人俳優だけど)が恐ろしく、最後は「この映画を実験で命を落とした人々に捧げる」で締め括られ終わるこの作品。
「日本人は過去にこんな残酷なことをしていたのか!?」と同じ日本人として罪悪感に苛まれる方もいるかもしれません。
勘違いしてはいけません!
それこそが制作者の意図したものであり相手の思うツボなのですから。
ここから少し余談となります。
確かに石井四郎中将率いる731部隊についてはその存在を日本政府も認めてはいますが、現存する公文書や資料から非人道的な実験をした記録は発見されていません。
この「黒い太陽七三一」は森村誠一著「悪魔の飽食」を基に制作された作品であり、人体実験が行われていたとする根拠は元部隊員や関係者らの証言によるもので信憑性が低いとされています。
なかった事実を後から証明しろというのは難しいことで、真実と主張するならそれを証明する証拠を示さなければなりません。
証拠がないので証拠隠滅という都合の良い言葉に置き換えて日本を陥れようとするプロパガンダなのです。
余談はこのぐらいにしておいて本編についてを少しご紹介。
もう30年近くも昔の香港が制作した作品ということでナメていました。
私が最も衝撃を受けたのは撮影方法でした。
本物に勝るものはないという監督の誇りなのか、それとも道徳や倫理観に欠けるお国柄だからできることなのか本編のいくつかのシーンで特撮じゃなく本物を使用して撮影しているということ。
例えば何百匹といる大量の鼠の中に生きた猫を放り込み、猫が鼠に食い殺されるまでの一部始終を撮影して使用するという動物愛護団体も真っ青の明らかな動物虐待。
極めつけは誘い出した子供の臓器を全摘出をするという解剖シーン。
特撮にしては妙にリアルだと思っていたら、実は本物の人間(遺体)を用意して解剖しているというとのこと!!
監督が手ごろな事故か不治の病で亡くなった少年はいないかと近場の警察に尋ねて手に入れたらしい...
本物の遺体って考えられなくないですか? しかも子供の遺体ですよ!!...
映画のために見ず知らずの亡くなられた遺体を用意して解剖するという発想、さらに遺体が都合よく用意できる環境や提供する親の神経に驚くばかり。
映画で終始日本人の残虐性を訴えていますが、私は制作側の倫理観や人間性を疑がってしまいます。
この映画を何の知識もないまま観た方は日本人はなんて残酷なんだろうと嫌いになること間違いないでしょうね。
そんな人体実験など残虐描写の多いこの作品は現在、YouTubeでも観ることができますので興味を持たれた方はどうぞ。
日本語吹替されています