映画「2001人の狂宴」
1964年のH・G・ルイス監督「2000人の狂人」という映画作品をリメイクした本作。
グロ描写にあえてCGじゃなくパペットを使用した演出にこだわった血しぶき飛び散りまくりというグロ映画...まずはストーリーからご紹介します。
大学の講義で悪戯するような学生のアンダーソン、ネルソン、コーリーの三人が春休みにバカンスを楽しもうとドライブしながらビーチへと向かっていた。
途中のガソリンスタンドで美女二人と男のグループと出会いつつ迂回路を通ったところ、プレザントバレーという村へと辿り着く。
一昔前の佇まいをしている不思議な村で「150年祭の特別ゲスト」として滞在を請われると、そこへ先ほどの美女らとツーリング途中のカップルも加わりホテルへと案内された。
明るい村人たちの大歓迎を受けるが、そこは南北戦争時代に北軍兵士によって絶滅させられた村だった...
観てみたら期待を裏切らない予想どおりのB級だったという残念な映画でした。
山村が舞台である故に惨殺方法がどれも地味で安っぽいがそんなに悪くはなかった。
目を覆いたくなるような凄惨なシーンがなく期待した私としてはガッカリで、アソコを噛み切ったり槍をお尻から突き刺したりとオバカっぽい部分を狂気として感じることができませんでした。
そんなイカれた村人たちの中で村長のクオリティは素晴らしく、そのせいで村長以外のキャラたちは霞んでしまい普通に見えました(笑)
色仕掛けで誘われ襲われるというアメリカ映画によくあるパターンばかりで緊張感などない。
全体のストーリーが薄っぺらくラストも有りがちで斬新さもなく、挙句に「なんだ、それ!?」というオチで残念だった感は否めません。
パペットによるグロ演出に違和感や安っぽさはなく、こだわっているというだけあってクオリティは高かったとは思いますが...
余談ですが「ホステル」は酷かったですからね(笑)
<個人的評点> 65点